17日深夜に敷地内の倉庫が全焼する火事があった京都市東山区の高台寺は18日、翌19日午前から拝観を再開することを決めた。18日は、京都府警と京都市消防局による実況見分があり、拝観を中止していた。
(毎日新聞より)
17日午後10時20分ごろ、京都市東山区下河原町の高台寺の境内で火の手が上がっていると近隣住民から119番があった。方丈の西側の木造平屋建ての物置小屋延べ約100平方メートルが全焼し、東隣のポンプ小屋の壁を焼いた。けが人はなかった。
市消防局と同寺によると、物置小屋は普段、庭師が使っており、この日は庭師と寺の職員が物置小屋の近くでドラム缶を使ってたき火をした後、午後5時半ごろに消したと話しているという。この火災による文化財の被害はなかった。
高台寺の後藤典生執事長(66)は「境内での火災は1930年以来のこと。長年かけて防火体制を構築してきたので、ショックを受けている。物置小屋は唯一、暖房用で火を使う場所だった」と話した。
近くに住む会社員男性(56)は「自宅2階でテレビを見ているとバチバチという音がして、窓を開けると火の粉が見えた。近づくと竹林の辺りに炎が幅10メートル、高さ10メートルほどの規模で上がっていて驚いた」と話した。
高台寺は1606年、豊臣秀吉の正室北政所(ねね)が秀吉の供養のため創建した。ねねの墓所となっている霊屋をはじめ、開山堂や傘亭、時雨亭、表門、観月台などが国の重要文化財に指定されている。周辺には高台寺塔頭の圓徳院や石塀小路、清水寺へと続く二年坂などの名所があり、観光客に人気がある。
(京都新聞より)
(毎日新聞より)
17日午後10時20分ごろ、京都市東山区下河原町の高台寺の境内で火の手が上がっていると近隣住民から119番があった。方丈の西側の木造平屋建ての物置小屋延べ約100平方メートルが全焼し、東隣のポンプ小屋の壁を焼いた。けが人はなかった。
市消防局と同寺によると、物置小屋は普段、庭師が使っており、この日は庭師と寺の職員が物置小屋の近くでドラム缶を使ってたき火をした後、午後5時半ごろに消したと話しているという。この火災による文化財の被害はなかった。
高台寺の後藤典生執事長(66)は「境内での火災は1930年以来のこと。長年かけて防火体制を構築してきたので、ショックを受けている。物置小屋は唯一、暖房用で火を使う場所だった」と話した。
近くに住む会社員男性(56)は「自宅2階でテレビを見ているとバチバチという音がして、窓を開けると火の粉が見えた。近づくと竹林の辺りに炎が幅10メートル、高さ10メートルほどの規模で上がっていて驚いた」と話した。
高台寺は1606年、豊臣秀吉の正室北政所(ねね)が秀吉の供養のため創建した。ねねの墓所となっている霊屋をはじめ、開山堂や傘亭、時雨亭、表門、観月台などが国の重要文化財に指定されている。周辺には高台寺塔頭の圓徳院や石塀小路、清水寺へと続く二年坂などの名所があり、観光客に人気がある。
(京都新聞より)